Chinka|鎮火
炎上は、能力ではなく、
構造で起こる。
火が出た現場を立て直してきて気付いたのは、炎上に至る構造には、共通する四つの要因があるということです。
鎮火は、その構造をほどき、判断を再起動するサービスです。
判断が回り続ける状態を、現場で取り戻します。
Symptoms
こんな状態になっていたら
火が出ているとき、最初に消えているのは、
判断主体です。
プロジェクトが炎上すると、問題そのものよりも先に、「誰が、何を、いつ決めるのか」が分からなくなります。次のような状態は、判断主体が消えている結果として現れた症状です。
問題が多すぎて、何から決めればいいのか分からない
会議は増えているが、決定事項は的に進まない
現場とマネジメントの認識が、ずれたまま放置されている
外部ベンダーとの関係が硬直し、修正が効かなくなっている
期限が迫っているのに、判断が止まったままになっている
Diagnostic
lens
鎮火で見るもの
炎上は、判断主体が消えた
構造から起こる。
苦情、停滞、メンバーの疲弊、案件ごとに大きく違います。それでも炎上に至る構造には、共通する要因があります。鎮火では、四つの観点で構造をほどき、再び判断が動き出す状態をつくります。
01
判断主体の所在
誰が決めるのか、いつの間にか曖昧になっていないか。会議を重ねても結論が出ないのでもない状態が続いていないか、判断主体が消えている場所を、現場で特定します。
02
正しい判断と、引き受ける判断
正しい判断と、それを引き受ける判断は別の仕事です。前者は方針、後者は責任の所在。区別がついていない現場では、答えが出ていても誰も動かない時間が生まれます。
03
現場のズレを拾う経路
火が出る数ヶ月前から、現場ではズレが出ています。報告のトーン、関係者の温度、品質チェックの会話など、そのズレを拾う経路が、いつ・どこで壊れたかを見ます。
04
前提と文化の共有
目標の基準、合意の意味、報告のフォーマット、組織や立場の違い。判断の前提は揃います。表面的にはコミュニケーションの問題に見えますが、本質は前提の共有不足です。
Engagement
取り組みの形
炎上や停滞の状況に応じて、関わる深さを設計します。
A / Emergency
緊急対応(スポット)
納期直前や、現場工程で判断が止まっている状況に対し、一時的に現場へ入り、状況を整理します。
詰まっている場所の確認
決めるべき論点の整理
短時間で動くための立て直し
B / Sustained
継続安定化
炎上や停滞後に起きているプロジェクトに対し、一定期間、現場に入り続けながら、判断が回る状態を取り戻します。
現場・マネジメント双方の状況整理
判断が溜まる場所と一つずつ向き合う
出火できる状態までの場づくり
C / Review
定期レビュー・壁打ち
高火度、再炎上を防ぐための定期的なレビューや壁打ちを通じて、判断が滞りがちな状態を支えます。
現状対応の整理・壁打ち
第三者視点での論点整理
判断の精度を保つためのフォロー
Other services
ほかの入り方
状況によって、適した入口は変わります。
鎮火は、火が出ている現場で機能するサービスです。まだ火が出ていない場合や、全体像が見えていない段階では、それぞれ別の入口を選びます。
なお、判断そのものを外部に委ねたい、最終的な決断を引き受ける人がいない、実行や作業の代行のみを求める場合、鎮火は機能しません。
Further reading
代表の考察を読む
プロジェクトの炎上は、能力不足の結果ではありません。構造の結果です。私には10年以上、炎上案件の鎮火を仕事にしてきました。会議、報告、メンバーの動き方。案件ごとに大きく違います。ただ、炎上に至る構造は、4つの共通要因に集約できます。
代表・村田崇文が、炎上に至る構造的な要因について書いた一節を、個人サイトで公開しています。